教育・子育て

麻績小の旧校歌、半世紀ぶりに響く 50周年行事で披露も

かつて歌われていた校歌を合唱する児童たち

 麻績村の麻績小学校で11日、昭和44年に行われた旧日向小学校との統合前にあった旧校歌が、半世紀ぶりに歌われた。統合から50年の節目になる今年、記念行事の準備を進める中でかつて麻績小で歌われていた校歌の楽譜が見つかったため、朝の全校音楽の時間に取り上げた。全校児童は元気よく歌声を響かせ、昔の学校の様子や歴史に思いをはせた。

 旧校歌は、県歌「信濃の国」を作詞した浅井洌が詩を書き、昭和6年に当時の麻績尋常高等小学校校歌として完成した。作曲者は不明だという。5番まであり、地域の自然や伝統、物事に一生懸命励む大切さなどが歌われている。
 現在の麻績小校歌は、日向小の校歌を一部修正した歌で、統合前の麻績小の旧校歌の存在を知る人は校内でもごくわずかだった。楽譜は、音楽専科の中島文子教諭が音楽室の古いファイルの中から見つけ、各学年の音楽の授業で児童たちに紹介、5年生を中心に練習を重ねてきた。
 学校では、11月8日に開く50周年記念行事で旧校歌を披露することも検討している。麻績小OBによると、旧校歌は、言葉の難しさなどから統合前の時期に学校で歌われる機会はほとんどなかった。記念行事で大勢に聞いてもらい当時を知るヒントになればと考えていて、中島教諭は「古い校歌に触れ、昔の学校の様子を想像したり学校の歩みを学んだりする機会にしたい」と話している。
 麻績小の50周年記念行事は11月8日午前10時から、同校体育館で開かれる。式典に続き、児童の合唱発表や金管バンドの演奏が披露される。