政治・経済

安曇野の案内板デザイン統一

 安曇野市内各地で、新たな案内板の設置が進んでいる。従来の案内板は合併前の町村が設置したためデザインがばらばらで、外国人観光客への配慮も足りていない。市は来年の東京五輪を見据え、観光スポットや駅周辺などに統一されたデザインの案内板を順次設置し、回遊性や景観の向上を目指す。

 穂高の大王わさび農場や穂高駅近くの幹線道路に9月、新たな案内板が設置された。背景の色は今までにない茶色で、穂高温泉郷や碌山美術館などのスポット名を日本語と英語で記し、国際標準に基づいた絵文字(ピクトグラム)を添えている。
 市は茶色系の案内板をワサビ田や早春賦歌碑、水色の時道祖神などがある穂高の田園集落のつじつじに10カ所、11月中旬までに設置する。徒歩や自転車でまち巡りをする人向けに高さ、大きさを抑え、場所によっては韓国語も加えた3カ国語で表記する。
 旧町村が設置した従来の案内板はデザインがふぞろいな上、案内する施設や観光スポットも各町村内に限られているため、広域を巡る観光客には分かりにくい。新設の案内板は書体や色彩、掲載情報などの基準を定めた市の「公共サインガイドライン」に基づき統一感を持たせ、広域の観光スポットが分かる地図案内板も主要な観光名所に設置している。
 市は昨年度と本年度の2年間で観光地を優先した案内板整備を進め、来年度以降は市街地にも設置を広げる。場所によっては従来の案内板と取り替えるが、新設すれば案内板の総量は増える。市都市計画課は「優先順位を考えて設置を進め、将来的には案内板を整理していきたい」としている。