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小規模議会のあり方探る 王滝と平谷が初の意見交換

 人口数百人規模の村に求められる議会環境のあり方を探ろうと、王滝村議会と下伊那郡平谷村議会が9日、初の意見交換会を平谷村で開いた。議員のなり手不足問題や議員定数など、小村が抱える共通の課題を語り合った。小規模村同士の議会を結んで大きな輪に発展させたい王滝村議会の取り組みが第一歩を踏み出した。

 人口は王滝村が743人(9月1日現在)、平谷村は県内最少の414人(同)だが、議員定数は王滝村が県内最少の6なのに対して平谷村が8だ。王滝村の下出謙介議長が「定数に関して村民から意見は出ないのか」と意見交換の口火を切った。
 平谷村議が「定数が多いとする声はあるが、組織が成り立つために8人は必要」とする考えを示した一方で「若い世代のなり手はいない。次の選挙では定数確保は厳しい」といった声も上がった。
 担い手確保については「若い世代に選挙へのアレルギーがある」(王滝村議)、「昔ながらの『親戚票選挙』が出馬の意欲をそいでいる」(平谷村議)といった本音が両村議から漏れる場面もあった。
 県内の人口1000人未満の自治体は、王滝・平谷両村のほか、南佐久郡の南相木村と北相木村、下伊那郡の根羽村、売木村、大鹿村がある。王滝村議会は、各村と順次交流しながら連携組織の結成につなげたい考えだ。下出議長は「小規模村同士でタッグを組むための出発点。共通の課題の解決策は必ず見つかる」と期待していた。