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安曇野市がホストタウン オーストリアのカヌー五輪代表決定

 来年の東京五輪で安曇野市がホストタウンとして迎えるオーストリアから、カヌースラローム競技に3人の選手が出場することが決まった。宮澤宗弘市長らが9月28日~10月4日に姉妹都市の同国クラムザッハを公式訪問した際、カヌー連盟から伝えられた。市は今後、選手応援ツアーの実施や、選手団と安曇野市民との交流の実現に向けて準備を本格化させる。

 両端にブレードが付いたパドルを操るカヤックの「女子K―1」にヴィクトリア・ヴォルフハルトさん(25)、「男子K│1」にフェリックス・オシュマウツさん(20)、片方にブレードが付いたパドルを操るカナディアンカヌーの「女子C│1」にナディーヌ・ヴェラチニヒさん(21)が出場する。3選手とも9月の世界選手権で上位に入り、出場権を得た。
 安曇野市はこれまでカヌースラローム競技にオーストリア選手が出場できるか未確定だったため、観戦チケットの購入申請などの具体的な準備手続きに入れずにいた。市政策経営課の担当者は出場選手の決定に「ようやく準備のスタートラインに立った。これで動きやすくなる」と意気込む。
 市のホストタウン交流計画には、東京都江戸川区の大会会場に出向く応援ツアーやパブリックビューイングの実施、クラムザッハからの訪日応援団受け入れ、選手団を市に招いての大会結果報告会などを挙げている。今回の公式訪問では、宮澤市長がクラムザッハの町長やカヌー連盟幹部と懇談して市の考えを伝え、双方から協力を検討する考えが示されたという。
 ただ、観戦チケットの確保や、観光客で混雑する五輪期間中の訪日応援団の派遣が予定通り実現できるかは流動的だ。宮澤市長は7日の部長会議で、オーストリア選手の応援や大会後の選手団との市民交流について準備を進める考えを示し「安曇野を世界に発信する一つの機会なので、それぞれの部署が連携してみんなで歓迎したい」と述べた。