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スマホ 塩尻の小中学生に浸透

 塩尻市が市内の小中学生を対象に実施した電子メディア機器に関するアンケートで、小学3~6年生の55%、中学生の72%がスマートフォン(スマホ)を使える環境にあることが分かった。一定数の児童生徒がスマホゲームに伴う課金の発生や視力低下などに不安を感じる一方「やめられない」「やめにくい」と感じる子供がほぼ半数に上る現状も浮き彫りになった。

 小学3年~中学3年生を対象に5月に実施し、小学3~6年生の2147人、中学1~3年生の1627人から回答を得た。
 スマホの所有を尋ねる設問で「持っている」「家族と共有」と答えた児童生徒は小学3年生45%、6年生66%、中学3年生76%だった。スマホやパソコンの使用内容は全学年で「動画の視聴」が最も多く、中学生になるとSNS(会員制交流サイト)の利用も増えてくる。
 スマホなどを使用する上での心配事は小学生の全学年で「(ゲームなどに伴う)お金」が突出し、5年生は77人、6年生は64人に上った。健康や生活に与える影響として視力や学力の低下、睡眠不足、運動不足を心配する声も一定数あった。一方、過度な使用に不安を抱きつつも時間をうまくコントロールできないと自覚する子供が半数に上り、動画やゲーム、SNSの中毒性が垣間見られた。
 若年層における電子メディア利用の実態を知る目的で、県内の教員や医師らでつくる「子どもとメディア信州」と共に実施した。市教育委員会は学校や学年、学級、地域によっても傾向にばらつきがあると指摘し「それぞれの実情に即した適正利用を指導していきたい」としている。

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