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消火栓ノズル63本盗難か 山形の清水高原で多発

 山形村内に470カ所がある消火栓のほとんどに1本ずつ備え付けられ、消火栓から水を送るホースの先端に取り付ける金属製の部品・筒先(ノズル)のうち、63本がなくなっていることが24日に分かった。村消防団が21日に清水高原で行った点検で見つかり、23日にかけて平地でもなくなっている場所が見つかった。村と松本警察署は24日、現況の確認を始めた。

 筒先はアルミニウムか銅の合金で、長さは80センチ程度、直径は5センチ程度。消火栓の横に置いてある金属製の「ホース格納箱」にホースや消火栓を開ける金具と共に入れてある。初期消火で、誰でも迅速に道具を取り出せるようにするため、箱には鍵をかけていない。

 清水高原では村消防団の幹部が年に1回、別荘地などに点在する60カ所の消火栓の点検をしている。21日の点検で43本がなくなっており、その後に平地でも調べた結果、下竹田で15本、上竹田で3本、上大池で2本がなくなっていた。
 平地の消火栓は村消防団の地元分団が、3カ月に1回程度のペースで点検している。直近に行った7月中旬には異常が見つかっていないことや、人目に付きにくい清水高原で多くなくなったことなどから、村はこの夏に盗難に遭った可能性が高いとみている。
 24日は村の担当者と松本警察署員が各消火栓を回った。現状を詳しく確認した上で、村が被害届を出す方針で、早急に筒先を補充する考えだ。
 消火活動での放水に欠かせない筒先は、アルミニウム製で8000円、銅の合金製で1万5000円ほどするという。村消防団の堤博彦団長(60)は「(筒先などの備品は)村の財産であり、地域の安全の要だ。残念だ」と話す。一般の住民に対して「自らの安全のためになる。日頃、目を光らせてもらえれば」と呼び掛けている。

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