政治・経済

松本市の新庁舎 建物配置に3例 市が基本計画骨子案

 松本市は18日、令和7年度の使用開始をめどに丸の内の現在地で建て替える市役所新庁舎の建設に向け、新庁舎の具体的なあり方を示す基本計画の骨子案を市議会新庁舎建設特別委員会に示した。建物の配置イメージとして棟数別の3パターンを提示したほか、延べ床面積を2万4450~2万6350平方メートルと想定した概算規模も示した。26日から6カ所で行う市民説明会などで意見を聞く。

 骨子案はあくまでも議論のたたき台で、配置パターンは現時点で考えられるイメージであり、政策課は「この中から一つに絞り込んで決めるということではない」とする。設計段階で業者提案に委ねるなど自由度を持たせる考えで、具体的な配置は基本設計の中で決まるとしている。
 現在の敷地は市道を挟んで本庁舎側と東庁舎側に大きく分かれている。市が提示した新庁舎の配置イメージとして▽基本的に現在と同じ2棟構成▽市議会の独立性を確保するために議会棟を分けた3棟構成▽市道上の空間を活用して二つの敷地を庁舎でつなぐ1棟構成―の3パターンを示した。1棟構成は市道上の空間を有効に活用して庁舎の一体性が確保できるものの、工事の難易度や建設コストが上がるという。
 来庁者用の駐車場は立体化し、現在より40台分多い209台分を確保する考えだ。
 新庁舎の概算規模については、現在の本庁舎と東庁舎、3年度の移行を目指す中核市の関連事務や保健所の機能を基本に、大手事務所や市内4施設に分散している部署を統合する三つのパターンを示した。いずれも延べ床面積は現在の1万4520平方メートルより約1万平方メートル以上広い。廊下や階段といった共用部の広さは市が独自に国土交通省基準の1・2倍にするという。
 市は今後、市民説明会や新庁舎建設市民懇話会などで骨子案に対する意見を聞き、11月にも基本計画案を作って市議会に示す。