政治・経済

安曇野ホップの魅力発信 生産する会が新ブランド

 安曇野市のホップ生産者団体「安曇野産ホップを生産する会」は、新ブランド「あづみのホップ」を立ち上げた。県の支援を受けて独自のロゴマークを作り、県内のビール醸造所に出荷する生ホップのパッケージや、安曇野産ホップを使った地ビールの瓶にラベルを貼る。県内産ホップの魅力を強く打ち出すことで、ビールの原材料を海外産から信州産に切り替える動きに弾みを付けたい考えだ。

 同会は堀金烏川の8㌃の畑で、約50年前まで県内で盛んに栽培されていたホップの品種「信州早生」を生産し、市内外の醸造所に出荷している。県内産のホップはビールメーカーの自社栽培がほとんどで広く流通しておらず、多くの場合、乾燥ホップや麦芽などは海外産で賄っているのが現状だという。
 信州早生は優しい爽やか香りが特徴で、取れたてのホップは香りをさらに引き立てる。同会は、こうした優位性がある県内産ホップを地ビールに多く使ってほしいと「香りさわやか、復活の味」をキャッチフレーズにし、ロゴマークが入ったパンフレットやシール、のぼり旗などを作った。
 18日には県庁でブランド立ち上げの記者発表をした。生産者の斉藤農園・斉藤岳雄専務(46)は、栽培を始めた3年前と比べて収量も品質も上がってきたとし「安曇野産ホップを県内に広めたい。海外産だけではなく信州のホップを使った特徴のあるビールを出してほしい」と意気込みを語った。ブランド化を支援した県地域資源製品開発支援センター(松本市)の五味英紀・総合プロデューサーは「県内のクラフトビールと信州産ホップの相乗効果で県全体を盛り上げたい」と話した。
 本年産の安曇野ホップを使ったビールは、20~23日に松本城公園で開かれるクラフトビールフェスティバルin松本で販売される。