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県畜産試験場の防疫措置完了 豚コレラ感染

 飼育する豚の豚コレラ確定を受けて県畜産試験場(塩尻市片丘)で進められていた防疫措置が16日に完了した。県は、全349頭の殺処分と埋却、汚染物の処理などの防疫措置を同日午後1時38分に終えたと発表した。ただ、試験場にウイルスが侵入した感染経路は分かっておらず、豚飼育と研究再開のめどは立っていない。

 防疫措置は当初、17日午前5時の終了を予定していたが、順調に作業が進み予定より早く終わった。防疫作業は14日早朝に始まり、県職員や建設業協会の職員ら3日間で延べ325人が作業した。
 今後は、国の防疫指針に基づき1週おきの消毒作業を3回以上実施して研究再開を目指す。ただ、感染経路や要因をある程度突き止めないと豚の飼育は難しいといい、調査に入った農水省疫学調査チームの調査結果を待って再開の時期を検討していく。
 県農政部によると、試験場内に野生イノシシが侵入した痕跡は確認されておらず、試験場職員が経口ワクチンの散布作業などで野生イノシシの生息区域に足を踏み入れたこともなかったという。同部は「被害を繰り返さないためにも、国と連携して要因を突き止めたい。豚の飼育、研究は原則として再開する」としている。