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秋祭りの伝統継承 松川の細野神社

お囃子やかけ声に合わせて舟や神楽などを曳く地元住民
 松川村細野の細野神社で16日、秋の例大祭が開かれた。子供からお年寄りまで約200人が境内に集まり、秋の恵みに感謝した。県外に出た学生らも駆け付けて運営に協力した。
 太陽の赤、雲の白、海の青を意味する3色の幕や松の葉などで飾られた全長約15メートル、高さ約4メートルの舟や、神楽、子供みこしが鳥居前に一列に並んだ。祭りの保存・運営に携わる10~70代の住民有志55人でつくる「共愛社」の小中学生を中心としたメンバーが舟の上で笛と和太鼓でお囃子を奏で、「そおれ!」というかけ声に合わせて鳥居から境内までの参道約150メートルを曳いた。  共愛社の獅子舞や児童の浦安の舞、正調安曇節保存会の踊りも奉納された。氏子総代会の山下幸雄会長(77)=東細野=は「大勢の子供たちも参加してくれ、今年も盛大に開催できたことに感謝したい」と話した。  共愛社のメンバーで、都内の専門学校に通う川名美穂さん(19)は、祭りの場内アナウンスなどを担当し「祭りに関わる若者や女性が減ってきている。小さい頃に楽しんだお祭りを盛り上げる手伝いをしたい」と力を込めた。牛越誠会長(49)は「運営に携わってくれる子供たちの思いがうれしい。先輩たちの築いた伝統を後世につなげることができたら」と願っていた。