政治・経済

アルプス公園のサル山移設 松本市が3~7年度大規模改修

 松本市が市アルプス公園で計画している動物園「小鳥と小動物の森」の大規模改修事業の概要が13日、明らかになった。来園者に人気のサル舎(通称・サル山)とサル獣舎を南側に移設するほか、目的とする動物舎までの動線を増やす新たな園路を園内の中央部に設け、誰もが利用しやすいユニバーサルデザイン化を図る。工事は令和3~7年度の5年間を想定している。

 市が市議会建設環境委員会で大規模改修の概要を説明した。小鳥と小動物の森は昭和53年9月の開園から40年以上が経過して老朽化している。市は部分的な改修や修繕で対応してきたが、大規模改修は初めてとなる。
 概要によると、サル山はすぐ南側の斜面とタヌキ舎がある場所に移設し、現在のサル山は埋め立てて将来的にイベントなどが行える広場にすることを見込んでいる。現在のサル山は観覧場所から4メートルほど下に山の基部があり、人間に見下ろされることでニホンザルがストレスを感じることから、新たなサル山は観覧者の目線に近い展示ができるよう検討する。市は4~5年度の工事を予定する。
 新園路は、出入り口前にある「ふれあい広場」の南東側とイノシシ舎の西側を結ぶルートで新設する。既存の園路で急傾斜になっている部分も直す。
 このほか、イノシシ舎・イノシシ獣舎やタヌキ舎・タヌキ獣舎を改築するほか、小獣舎や水鳥舎の部分改修なども予定している。意匠や構造などは、本年度末までに行う実施設計で決めていく。
 市は大規模改修に向け、来園者アンケートの結果も加味して平成30年度に基本計画を策定した。「来園者が自然への理解を深め、地域の歴史や文化、自然と人との関わり合いなどについて、楽しみながら学べる施設として整備する」ことを基本方針としている。