政治・経済

10月開始の受動喫煙防止区域 松本市が指定拡大へ

お城口広場に建設中の指定喫煙所

 松本市は、10月1日に松本駅お城口周辺で始める「受動喫煙防止区域」の指定について、従来予定していた範囲を拡大して指定することを決めた。地元住民からの要望を踏まえ、駅前から放射状に延びる道路の一部も加えることにした。区域内の公共空間では、お城口広場に設ける指定喫煙所を除いて喫煙できなくなる。

 12日の市議会教育民生委員協議会で市側が報告し、承認された。
 市は、7月に施行された市受動喫煙防止に関する条例に基づいて防止区域を指定する。従来の区域指定案は、お城口広場と広場沿いの道路を対象としていたが、市民説明会で「ポイ捨てが多い場所を含めてほしい」「境界が分かりやすい区域にして」などの意見が出され、対象区域を拡大することにした。第一地区町会長会で見直し案を説明し、地区住民や事業所に見直し案を全戸配布したところ、反対意見はなかったという。
 市は現在、お城口広場の自転車駐輪場に隣接する場所に指定喫煙所を建設中で、10月1日から使えるようにする。条例では▽市内全域で歩きたばこ禁止▽受動喫煙防止区域では指定喫煙所以外での喫煙の禁止―などと定めているが罰則はなく、受動喫煙防止の実効性確保が課題となっている。市は看板や路面表示で周知するほか、啓発活動も実施する方針で、健康づくり課の塚田雅宏課長は「警察の協力も得て夜間のパトロールもしたい」と話している。
 市は大名町通りも10月1日から「受動喫煙防止区域」に指定する計画だったが、地元と指定喫煙所を設置する場所の調整が続いており、指定は延期する。大名町通りの指定時期は未定としている。