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猿目撃松本南部で相次ぐ 子供に注意呼び掛け

 松本市南部の市街地で11日、猿の目撃が相次いだ。体長約1メートルの1匹で、石芝3の信明中学校の校庭、宮田の国道19号沿い、田川に架かる寿橋周辺と出没し、東から西へ街を横切った。人や建物などへの被害は報告されていない。

 松本警察署や市耕地林務課によると、前日に神林の北荒井や笹賀の大久保原公園で目撃された猿と同一個体とみられる。11日朝までに奈良井川を渡り、日中に交通量の多い国道19号を渡り、JR篠ノ井線を越えて田川まで、2日間で直線で5キロほども移動した。
 猿が捕まっていないため、笹賀地区子ども見守り安全サポーターとして活動する高橋昌子さん(77)は子供たちに注意を呼び掛けるためのチラシを制作し、約60人の仲間に配った。「約20年活動を続けているが、猿の目撃は初めてなので驚いた。面白がって近寄らないよう子供たちに呼び掛けたい」と話した。
 同課によると、何らかの理由で群れからはぐれた雄の可能性が高い。普段の生息地と違った市街地に長くいるためにストレスを抱え、自分より弱いと見た女性や子供を襲う可能性もあるという。同課は「餌をむやみに与えず、家の戸締まりをしっかりしてほしい」と呼び掛けている。