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ブドウ畑に豊かな実り 生坂、池田などで収穫盛ん

特産のブドウを収穫する生産者(生坂村)
 ブドウ栽培が盛んな生坂村や池田町などで実りの時季を迎え、11日は農家の人たちが早朝からたわわに実った露地ブドウやワイン用ブドウの収穫作業に励んでいた。
 生坂村では特産の巨峰や、シャインマスカット、ナガノパープルなど露地物のブドウの収穫が最盛期を迎えている。ブドウ園の直売所や道の駅・いくさかの郷などには各農家が丹精したブドウがずらりと並び、村内外から訪れた人が家庭用や贈答用に旬の味を買い求めている。  産地の草尾区にある村松農園では5日に露地物の出荷・販売を始めた。今年は春先の霜や梅雨の長雨などに見舞われ、例年より1週間前後生育が遅れたものの、園主の村松由規さんは「ここ数日の暑さで収穫直前にもう一段、甘さが乗った。特産のブドウを今年もたくさん味わってもらえたら」と話していた。  15日午前9時からは、JA松本ハイランド草尾ぶどう集荷所で恒例の「山清路ぶどうまつり」が開かれ、直売価格でさまざまな品種のブドウが販売される。 ◆◇◆  ワイン用ブドウを栽培する池田町渋田見では、青木原果樹生産組合員ら27人がシャルドネの畑7000平方メートルで収穫作業をした。丹精込めて育てたブドウを1房ずつ丁寧に、枝からはさみで切り取ってケースに入れた。  畑一帯に甘酸っぱい香りが広がり、東京都町田市から手伝いに訪れた小宮千寿子さん(54)は「素晴らしい景色の中で収穫を体験できた。池田町のワインをぜひ飲んでみたい」と楽しみにしていた。  同組合は計3・7ヘクタールで白ワイン用のソーヴィニヨン・ブラン、赤ワイン用のピノ・ノワールとカベルネ・フランを含めた4種を育てている。  今年は梅雨明け以降、天候に恵まれ、糖度と酸味のバランスが良く、例年より多い収量が望めそうだという。収穫は今月下旬まで続き、立野泰組合長(72)は「今年もよいブドウができて一安心。大勢の人においしいワインを味わってもらうのが楽しみ」と話していた。