教育・子育て

松本市の保育士採用試験 時期を早め受験者と合格者が増加

 松本市は本年度、認可保育園に入ることができない「待機児童」の解消策として、保育士の採用試験時期を例年より2カ月半早めて実施した結果、昨年度に比べて受験者が20人多い76人、合格者も5人多い22人となった。全国的な保育士不足で人材確保の競争が激しくなる中、一定の効果があったとみられる。

 11日まで行われた市議会9月定例会一般質問で、複数の議員が取り上げた。近年の保育士採用活動が活況であることや保育士養成校への聞き取りで採用試験の実施時期を9月中旬から6月下旬に早めた。試験時期の前倒しにより、村山修こども部長は「優秀な人材を確保できたと思う。来年度以降も継続していきたい」と話す。
 来月始まる幼児教育・保育の無償化に伴い保育需要の高まりが予想され、職員の離職防止対策も欠かせない。市は、29年度から嘱託保育士の処遇改善として、任用期間の上限(8年)の事実上撤廃や経験年数に応じた職名と報酬の設定、育児休業制度の創設、保育園のICT化などに取り組んでおり、今後も環境改善や負担軽減策を講じていく方針だ。