政治・経済

ハーモニック・ドライブ・システムズ 有明に新工場棟完成

 ロボットなどに使う精密減速機製造のハーモニック・ドライブ・システムズ(本社・東京都)が、安曇野市穂高有明の有明工場内に建設していた新工場棟が完成した。10日に現地で竣工式があり、同社の長井啓社長ら関係者が出席し、新たな製造拠点の完成を祝った。

 同社は平成29年にワシントン靴店工場の2棟と土地を取得し、旧施設を利用した1号棟(倉庫)と2号棟(工場)を先に稼働させている。新工場棟は3階建て延べ約2万2000平方㍍で、8月下旬に完成し、すでに新商品開発の実験施設は稼働している。ほかに食堂やホールなども備える。建設事業費は約90億円。
 減速機の製造に関しては、安曇野市穂高牧にある穂高工場と新工場棟の完成した有明工場で、令和2年度までに現在の2倍となる月20万台を生産できる体制を整える計画だ。部品の一部は、松本市和田の新松本工業団地に完成した子会社のハーモニックプレシジョンの新工場で生産する。
 有明工場内には、工場棟をもう1棟建設する計画がある。ただ、米中貿易摩擦などの影響もあり、同社は今後の経済情勢を見極めながら判断するという。