政治・経済

松糸道路の必要性確認 安曇野で市民説明会

 地域高規格道路・松本糸魚川連絡道路(松糸道路)の起点となる新設道路が安曇野市内に整備される方向が決まった。8日に市役所で開かれた市民説明会で、事業主体の県は松糸道路の必要性に多くの理解が得られたと意見集約した。次回の説明会では、道路整備を前提として高瀬川右岸道路と長野道を結ぶ新設区間のルート案を複数提示し、具体的なルート検討に入る。

 過去2回の市民説明会では産業、観光振興に必要だとして早期建設を望む声がある一方、優良な景観、農地を損なう恐れなどから必要性を疑問視する声もあった。今回の説明会には211人が出席し、市にとっての松糸道路の必要性について説明を受け、意見交換した。地域活性化のための早期建設や環境への影響懸念、ルートに関する注文など、県の考え方に対して賛否両論、さまざまな意見が出た。最後に県安曇野建設事務所の担当者が「これまでの意見から判断すると道路の必要性は理解いただいた。(複数ルート案を提示する)第3段階に進みたい」と話すと会場から大きな拍手が上がり、飯森正敏所長が「多くの方から拍手をいただいた」と集約した。
 県は高瀬川右岸道路から先の新設区間について、安曇野インター(IC)に接続する案、安曇野北IC(仮称)を新設して接続する案などを検討する考えを示し、年度内には選定したいとする。次回の説明会では、道路構造や車の出入り箇所を含めたルートを複数提案する。その上で、ルート案を比較し優位性を判断するための評価項目をどう設定するかについて市民と意見交換する。安曇野建設事務所は「環境や景観、農地などの土地利用などを十分考慮して検討していく」としている。