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柔道・出口選手母校に凱旋 塩尻・丘中と松商高に

金メダルを首から提げ、丘中の生徒に祝福されながら入場する出口選手

 世界柔道選手権東京大会の女子57㌔級で優勝した、塩尻出身でカナダ代表の出口クリスタ選手(23)=日本生命=が30日、母校の塩尻市丘中学校と松商学園高校を訪れ、県勢初の金メダル獲得を報告した。後輩や恩師、学校関係者らが快挙を祝福し、出口選手は来年に迫った東京五輪の出場と金メダル獲得に意欲を示した。

 丘中では生徒510人が迎え、花束などを贈った。出口選手はカナダ代表を選んだことについて「自分の選択に後悔はない。今に至るまでに精いっぱい努力してきたから。皆さんも自分の決断に後悔しないように、一生懸命に生きてほしい」と呼び掛けた。
 生徒会長で3年の松澤シズさん(14)は「国をまたいで活躍する姿がとてもすてき」、出口さんが通っていた誠心館道場に所属する3年の清水夏美さん(15)は「試合を見てかっこよくて鳥肌が立った」と喜んだ。湯本正芳校長は延長戦となった決勝を振り返り「最後まで諦めないことの大切さを教えてもらった」とたたえ、同行した誠心館道場の村山良治師範(68)も「地域に貢献しようと道場を開いて40周年を迎えた年に優勝できるなんて感激」と話した。
 松商では上條隆校長や柔道部の恩師らを訪問し、上條校長は「卒業生から世界チャンピオンが誕生した。誇り」と祝福。柔道部の前監督の山口泰志教諭(58)は「活躍する姿がうれしい。指導者冥利に尽きる」、同部の手塚裕司監督(33)は「本当にうれしい。第二のクリスタを育てたい」と語った。
 出口選手は「東京五輪のプレ大会の世界選手権で勝てたことで五輪で勝つ可能性が上がった。2019年世界王者として精進したい」と力を込めた。

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