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安曇野の自転車お薦め巡路発信へ

 観光客や地元住民が電動アシスト付き自転車を好きな時に好きな時間だけ有料で使える「安曇野シェアサイクル」の実証実験に取り組む市観光協会は、来年4月までにモデルコースを設定し、SNS(会員制交流サイト)などで発信する。自転車に付いているGPS(衛星利用測位システム)のデータを活用して、実際に利用した人が走ったコースや動向を分析し、人気のコースを探る。利用率の向上につなげたい考えだ。

 GPSは自転車の管理や盗難防止などのために付けられている。市観光協会によると、これまでの傾向では、穂高の穂高駅や大王わさび農場から、穂高有明の安曇野しゃくなげの湯にかけての東西をつなぐルートでの利用が多い。大糸線で来て篠ノ井線で次の目的地へ移動するためか、明科駅へ向かう利用も一定数あり、当初あまり想定していなかった使われ方をされていることも分かった。
 昨年度に始めたシェアサイクルは、来年度が実証実験の最終年度となる。自転車の貸し出し拠点(ポート)は今夏、それまでの10カ所から市内と池田町、松川村に計16カ所となり、台数も2倍の50台に増やした。
 分析できるデータが増えたことから、市と協力してモデルコースの設定に着手する。シェアサイクル運営期間のグリーンシーズンが終わる12月から、再開する来年4月までの間に検討し、市観光協会のインスタグラムなどで発信する予定だ。
 市観光協会の担当者は「(最終年度に向けて)できる事は何でもやりたい。地元の人たちが利用する『タウンユース』の促進も図りたい」と話している。

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