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就航目標の達成視界不良 松本空港国際チャーター便

 日韓関係の悪化に伴い、県が50便と定めている本年度の県営松本空港の国際チャーター便就航目標が達成できるかどうか懸念されている。29日現在、目標に対して8割以上の42便が就航したが、その全便が韓国のチャーター便だったからだ。7月には県営松本空港と韓国・金浦国際空港を結ぶ8往復16便が「航空会社の都合」により運航中止にもなっただけに、空港関係者は日韓の早い関係改善を願っている。

 阿部守一知事は29日の会見で「今後の見通しは厳しいが、韓国との友好関係をしっかり続けていきたい」とした上で、チャーター便の目標達成について「韓国以外の国もあるので、努力していきたい」と述べた。
 県営松本空港の昨年度の国際チャーター便は、単年度としては過去最高となる35便だった。うち25便が韓国で最も多く、ほかは就航先がロシアのウラジオストクとハバロフスク、グアム、ベトナム、カンボジアが各2便だった。
 韓国チャーター便の就航が難しくなった事態を受けて、県は中国、台湾、香港などとのチャーター便就航を模索している。来年度の具体的な就航目標はまだ定まっていないが、県松本空港利活用・国際化推進室の岩下秀樹室長は「引き続き韓国の航空会社とも交渉していきたい」とした上で、「韓国のチャーターが多かったので来年度以降心配だが、目標を達成できるように努める。両国間の問題解決ができるだけ早く進んでほしい」と話している。