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木祖の国道19号「薮原改良」計画進む

 木祖村薮原の国道19号で、大雨時に通行止めとなる雨量規制区間の解消を図るバイパス工事「薮原改良」の計画が進んでいる。菅交差点東側付近―木曽川源流の里きそむら道の駅南側付近の約1・5㌔に、新トンネルを造る。管轄する国土交通省飯田国道事務所は、早ければ来年度にも用地取得に着手する目標だ。

 飯田国道事務所が国道19号で進める事業では、工事中の桜沢改良(塩尻市贄川―宗賀間2・1㌔)に続く大型事業となる。完成時期はまだ見通せないが「一般的には事業化から10年」が一つの目安という。
 平成29年度に事業化して調査や検討を進め、今月初旬には関係地区対象の説明会を開いた。幅10・5~11・0㍍の2車線道路とし、片側に歩道を設ける計画だ。道の駅周辺との接続部は、右折レーンなどを設けて既存の国道19号へとスムーズに出入りできるようにする。本年度は1億5000万円をかけて設計を詰め、必要な用地を割り出す。
 国道19号の現道は山側が急斜面で、落石や土砂災害の恐れがある箇所が複数ある。危険回避のために連続雨量170㍉に達すると、1・1㌔を通行止めとする規制が設定されている。昨年7月の大雨では7時間40分にわたる通行止めがあった。
 改良事業の実現を要望してきた木祖村の唐澤一寛村長は「村民の生活道路を守るとともに、木曽路の安全性へのイメージアップのために、雨量規制の解消が絶対必要というのを信念としてきた」と具体化を歓迎し、早期着工に期待する。飯田国道事務所は「(雨量規制の設定で)迷惑をお掛けしてきたが事業実施で規制を解消できる。理解をいただきながら進めたい」としている。