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新時代祝うお船えい行 三郷・熊野神社例大祭

 安曇野市三郷明盛の中萱地区にある熊野神社の例大祭が24日と25日に営まれ、25日の本祭りでは長さ約14メートル、高さ約7・5メートルの「県内最大級」とも言われる大きな山車「お船」が地区内をえい行された。元号が令和に変わって最初の例大祭となり、新たな時代を祝うという意味を込めて、お船の上の飾りは天照大神などの人形で天岩戸の神話が表現された。県内外から写真愛好家らが訪れ、田園風景の中を進むお船を写真に収めていた。

 乾原と呼ばれる広場から熊野神社までの約1キロの道のりを、地元の子供や大人が1時間ほどかけて、ゆっくりお船をえい行した。神社近くの田んぼでは、頭を垂れた稲穂の中をお船が進む風景を眺めることができ、写真愛好家だけでなく、近隣住民もスマートフォンで写真を撮っていた。
 神社ではお船の到着後に神事があり、地元の女子児童4人が浦安の舞を奉納した。神事が終わると神楽殿の周りをお船が3周し、氏子たちが巨大なお船を揺さぶった。左右に揺さぶられると、大きな車輪が一度、浮いてから地面にたたきつけられ、境内に大きな音が響いていた。
 お船には、氏子でつくる中萱紫石会の大人たちや地元の三郷小学校6年生の男子児童が乗り、おはやしを奏でた。太鼓手の武居智志君(11)は「揺れてたたきづらかったけれど、しっかりとたたけて良かった」と、ほっとした表情を見せていた。