地域の話題

災害時の医療救護、迅速に 木祖でトリアージ訓練

トリアージ訓練で負傷者の状況を確認する奥原医師

 本年度の木曽地区災害時医療救護訓練が25日、木祖村社会体育館などで行われた。村総合防災訓練との併催で、医療救護所の設置や、大規模災害時に負傷者の治療の優先度を決める「トリアージ」の訓練などが行われ、村や村消防団、県、木曽医師会などから参加した約200人が、実際の災害を想定しながら取り組んだ。一般住民約40人も見学に訪れ、理解を深めていた。

 トリアージ訓練では、けがの状態を示したカードを首から提げた負傷者役の信州木曽看護専門学校の学生と人形を、消防団員が担架で救護所に運び込んだ。奥原医院(薮原)の奥原禎久医師(40)が看護師らと連携して治療の優先度を示す赤・黄・緑・黒の札を付けた。見学者にも分かりやすく、時々解説を挟みながら進行した。
 訓練後は住民向けの応急手当を学ぶ講習会が開かれた。県木曽保健福祉事務所の岩本靖彦所長は「住民の皆さんは当事者意識をもってもらい、訓練で得たことを広めてもらいたい」と話していた。