地域の話題

福祉ひろばで楽しく20年 入山辺の100歳小笠原君江さん

 松本市入山辺在住で100歳の小笠原君江さんは、地元の入山辺地区福祉ひろばで行われているさまざまな活動に20年にわたって参加している。月例事業「おしゃべりサロン」や「ふれあい健康教室」、カラオケサークルや童謡唱歌サークルの例会などで毎月5~6回ほど足を運び、地域住民と一緒に体を動かしたり歌ったりすることを通じて心身の健康につなげている。

 自宅が福祉ひろばの向かいにあり、ひろばが開所した平成12年から自ら進んで活動に参加している。大正8年生まれの元看護師で、先月100歳になった。息子と2人暮らしで、福祉ひろばには1人で歩いて訪れている。
 体力の衰えは年々感じるというが、「家でじっとしているより、ひろばに来て体を動かしたり、下手でも大きな声で思いっきり歌ったりする方が楽しい」と、外に出向いて人と関わりたいという意欲は今も昔も変わらない。地元の人たちと顔を合わせて何でも話すことができる、ひろばの気楽な雰囲気がお気に入りだ。
 月1回のひろば事業「おしゃべりサロン」では、参加者全員でダンベル体操や脳トレ、手遊びを行い、運動後はおやつを食べたりお茶を飲んだりしながら会話を楽しんでいる。講師で生涯スポーツ指導員の百瀬道雄さん(70)=入山辺=は、小笠原さんの取り組む姿を10年間見続けており「筋力がしっかりしていて100歳には見えない」とたたえる。他の参加者たちは「耳がよく聞こえていて腰も曲がっていないことがすごい」「元気な小笠原さんは私の手本」と言い、かくしゃくとした姿に憧れを抱く。
 小笠原さんは「地域の皆さんによくしてもらえることがありがたい。これからもひろばを利用して、一日一日を一生懸命に生きたい」とはつらつとした表情で話している。