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南木曽・農業用水で小水力発電 水路延命と売電両立へ

 南木曽町が農業用水路の水を活用した小水力発電施設の建設に近く取りかかる。水路600㍍を併せて地下管路化し、農業水利施設の長寿命化と、売電による収益確保を両立させる郡内初の取り組みとなる。年度内に完成させ、来春の稼働を目指す。

 南木曽小学校から林道を300㍍ほど上った場所に施設を建設し、近くの細野洞農業用水の水を引き込んで水車を回す。最大出力は32㌔㍗で、年間850万円の売電収入を見込む。農業用水を利用する農地(1・8㌶)への影響はない。
 平成27年度から適地探しや地元水利組合との協議を進めてきた。水路改修費と合わせて総事業費1億4200万円の投資となるが、国と県の補助、町の起債で賄い、水利組合の費用負担はないとしている。
 町産業観光課の保庭豊己課長は「売電収入で町の起債は20年間で返せる見通しだ。さらに町内の農業施設整備の費用にも充てられる」と事業効果に期待している。