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バス停に上屋 松本市が推進 利用増へ快適な環境整備

 松本市は、市内のバス停に日差しや雨・雪を防ぐ上屋を設置する事業を進めている。マイカーに過度に依存せず、公共交通機関や自転車などの利用を進める次世代交通政策の一環で、快適な乗車待ちの環境を整えることでバスの利用を促進する狙いがある。本年度は浅間温泉1の「松本第一高校」バス停に設置を予定している。

 市が平成29年度に始めたバス待ち環境整備事業で、これまでに旭3の信州大学前の「大学西門」バス停と、美須々の松本美須々ケ丘高校西側の「追分」バス停に設置した。松本第一高校前が3カ所目になる。路線バスを運行しているアルピコ交通も費用や維持管理面で協力している。
 松本第一高校前のバス停は市道(通称やまびこ道路)にあり、道路東側のバス停は松本駅方面に向かう高校生や近隣住民の利用が多いという。市が5、6年前に行った調査によると、このバス停から松本駅方面に乗った利用者は一日当たり約230人あり、市交通安全・都市交通課は「市内のバス停でも多い方だ」としている。
 設置する上屋は金属製で、簡易的に座れるベンチも付ける。事業費は予算ベースで473万円。年度内の設置を予定している。
 上屋の設置については市内各地から要望があるという。市は、近隣に学校や病院があって乗客が多い場所を優先しており、上屋を設置できる歩道があることや、隣接する民有地の協力が得られることなどを条件に取り組んでいる。交通安全・都市交通課は「今後も乗り降りしやすい環境づくりを推進していきたい」としている。