政治・経済

松本市保健所 新庁舎内に 市が方針 建設計画に反映へ

 松本市は21日、令和3年4月の「中核市」移行に伴い開設する市保健所を、最終的に7年度の供用開始を目指す市役所新庁舎内に入れる基本方針を明らかにした。市議会中核市移行特別委員会で報告し、了承された。本年度策定する「新庁舎建設基本計画」に保健所機能を盛り込む。

 市は独自の保健所設置について、移行期日を明言した平成30年9月時点で、新庁舎建設を視野に「2段構え」で設置する方針を示していた。まず「第1段階」として県松本合同庁舎内に開設し、新庁舎建設後の「第2段階」については「既存施設の改修」「新庁舎に設置」「新設」の3案を庁内で検討してきた。その結果、既存の福祉部門や子育て支援部門などと保健所の一体性を図り、より質の高い市民サービスが提供できるとして新庁舎に設置する方針を固めた。特別委で塚田昌大中核市推進室長は「複数のサービスを同じ建物内ででき市民にもメリットがある」と説明した。
 新庁舎に入る保健所機能は事務室、所長室、診察室、相談室で、感染症や食品衛生の検査施設と保護犬などを扱う犬猫保護施設は新庁舎外への設置を検討する。HIV(エイズウイルス)や性感染症のスクリーニング検査(簡易検査)は、その場で受診者に検査結果を伝える必要があるため新庁舎内で実施する方向で検討する。他市の先行事例を参考に、新庁舎内に入る保健所機能として必要な概算面積を350平方メートル(事務室を除く)と試算し示した。
 市中核市推進室によると、市役所本庁舎内に保健所機能が入る事例は「全国的にもあまりない」という。保健所機能について明記する新庁舎建設基本計画の骨子案は、来月の市議会市役所新庁舎建設特別委員会で示す予定だ。