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小澤征爾さんが元気に指揮 OMFで2年ぶり

2年ぶりにOMFの舞台で指揮する小澤さん。約580人の聴衆を魅了した

 国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)の「ふれあいコンサートⅠ」が18日、松本市島内の市音楽文化ホールで開かれた。世界的指揮者で総監督の小澤征爾さん(83)が2年ぶりにOMFの舞台に登壇し、ベートーベンの弦楽四重奏曲第16番を指揮して約580人の聴衆を沸かせた。

 世界各国の若手弦楽奏者が参加する「小澤征爾スイス国際アカデミー」のメンバーらが出演し、最後の演目で弦楽四重奏曲第16番を弦楽合奏で演奏した。
 小澤さんがステージに姿を現すと、聴衆は大きな拍手と歓声で迎えた。小澤さんは椅子に腰掛けながらも、曲の展開に合わせて時折力強く腕を振って約10分間指揮し、奏者も繊細な旋律や荘厳な調べで応えた。演奏が終わると数秒の静寂の後に割れんばかりの拍手に包まれ、「ブラボー」の声と共に会場はスタンディングオベーションとなった。
 拍手は約4分間鳴りやまず、小澤さんはカーテンコールでも笑顔で姿を見せ、聴衆に応えていた。女鳥羽中学校2年生の高山紫音さん(13)は小澤さんの指揮に「雰囲気が一瞬で変わった。迫力がすごかった」と感動し、松本市出身の佐藤真紀さん(47)=山梨県笛吹市=は「元気な姿を見て涙が出た。まさか小澤さんの指揮が見られるとは」と涙ぐんでいた。