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化学実験子供たち熱中 松本・しらかば薬局初の教室

 子供たちに化学に親しんでもらおうと、松本市今井のしらかば薬局が17日、子供向けの化学実験教室を同薬局で開いた。同薬局を営む薬剤師・上條幸雄さん(71)が「薬剤師は"まちの化学者"であれ」との信条から長年温めてきた企画で、初めて開催した。市内外の小学3~6年生の7人が参加し、化学の楽しさに触れた。

 実験では、ガラス製の本格的な蒸留装置を使ってラベンダーから精油を抽出したほか、薬草のドクダミを煮た液をろ紙でろ過するなどして、それぞれ化粧水にした。木曽の伝統薬「百草」にも用いられ、健胃効果があるとされるキハダの皮(オウバク)を、生薬を粉にするための昔ながらの道具「薬研」ですりつぶす体験もあった。
 円形のろ紙を手で折り込んで使えるようにしたり、少量の液体を吸い上げるスポイト・ピペットを使ったりする体験もあり、子供たちは興味深そうに取り組んだ。今井小3年の桃井瑠璃音さん(8)は「自分でいろいろ手作りするのが面白い」と笑顔で話した。
 上條さんは「みんなの反応はだいぶ良かった。今後、できれば子供向けだけでなく、大人向けの教室も開きたい」と意欲を見せた。