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図書館の公共機能考える 塩尻で座談会

 県立長野図書館は17日、塩尻市の市民交流センター・えんぱーくで、世界的に有名なニューヨーク(NY)公共図書館の舞台裏を見せるドキュメンタリー映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』で描かれた、図書館の公共機能について語り合う座談会を開いた。映画を観賞した約30人が参加して、印象に残った場面や触発された言葉を語り、市民生活を支える図書館の可能性に期待を膨らませた。

 映画は大門四番町の東座で上映されていて、教育や文化・芸術活動から就職の支援まで、市民生活に資するさまざまな事業を行っているNY公共図書館の様子を伝えている。
 座談会には当日に観賞した人も含め、県内外から想定以上の参加があり、東座の合木こずえ代表と塩尻市立図書館の上條史生館長を囲んで一人一人が感想を語った。図書館幹部が熱く語り合う会議を印象深い場面に挙げた人が多く、「『図書館は人だ』という言葉が印象的だった」「アメリカの民主主義の基盤を見た」といった意見があった。
 「地元の図書館はどうなっているのか気になった」という声や「日本でも広まってほしい」という期待も語られた。塩尻市立図書館のスタッフも触発された様子で「本が主役ではなく、利用者が主役」と意義を再確認していた。