政治・経済

終戦74年恒久平和願う 松本で祈念式典

平和祈念碑に折り鶴を献呈する参加者

 74回目の「終戦の日」の15日、松本市平和祈念式典(市、市教育委員会主催)があがたの森公園で開かれた。戦没者の遺族や小中学生ら約800人が参加し、令和の時代を迎えた中で先人が築き上げた平和の尊さを改めてかみしめつつ、核兵器廃絶と戦争のない世界の実現に尽くしていくことを誓った。

 式典では、平和祈念碑に児童・生徒らが心を込めて用意した折り鶴約6万羽を献呈し、黙とうをささげた。前田心春さん(13)=才教学園中2年=が平和都市宣言を朗読し、上條奏夢君(13)=筑摩野中2年=と臼田有貴子さん(14)=同=が平和へのメッセージを読み上げた。
 広島市で6日に行われた平和記念式典に参加した中学生の感想発表もあった。林優大君(13)=清水中2年=は「一人一人が平和を感じる世界に変え、未来につなぐことが大切」と訴えた。漆畑葉奈さん(14)=同=は、記憶を後世に伝えることが自分たちの役目だとし「日々平和を感じられる世界になることを願う」と結んだ。
 式典は24回目を迎えた。菅谷昭市長は式辞で、恒久平和への道のりが遠い世界情勢を憂いつつ「平和を希求し、地道ではあるがたゆまぬ努力を続ける」と述べた。