教育・子育て

子供のスマホ状況把握へ 安曇野市総合教育会議

 安曇野市教育委員会は、7日に市役所であった本年度1回目の市総合教育会議で、市内の小中学校全17校を対象に行った児童生徒のスマートフォン(スマホ)利用に関する実態調査の結果を報告した。昨年度からの事例を今年7月にまとめたところ、友人関係や金銭を巡るトラブルが少なくとも17件あったという。今後は子供たちへのアンケート調査も行い、適正利用への啓発を強化する方針だ。

 市教委によると、中学生では、無料通信アプリ「LINE(ライン)」上のトラブルが特に多い。私的な写真や動画、文章、個人情報をクラスメートや他人に配信したり、それをきっかけに友人関係のトラブルが起きたりしている。
 スマホゲームで約60万円も使ったケースがあった。他に、SNS(会員制交流サイト)の匿名性を悪用した誹謗中傷や、保護者がSNSのインスタグラムに無断で入学式や部活動の私的な写真を載せた、といった事例も報告された。
 会議では、インターネット利用の低年齢化や、使用時間の長さが心身に与える影響を懸念する声が上がった。市教委は、利用状況を正確に把握するため、全17校の児童生徒を対象にアンケートを今後行うとした。
 橋渡勝也教育長は、11月に開く中学生議会で三郷中の生徒が「インターネットを安心して利用するための市の取り組み」をテーマに市に提言をすると報告し「大人がルールを押し付けるだけでなく、児童や生徒が自らスマホやメディアの便利さと危険性を考える機会を設けたい」と話した。