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梓川・三郷で突風被害 屋根剥がれ天井落下

トタンの屋根が剥がれた消防団の詰め所(安曇野市三郷温、6日午後6時20分ころ)

 6日午後5時ころ、松本市梓川倭から安曇野市三郷温の一帯を中心に突風が吹き荒れた。店舗の窓ガラスが割れ、倒木や住宅の瓦が飛ぶなどの被害が相次いだ。突風と共に雨が激しく降り、水路の水があふれて住宅を浸水する被害もあった。

 長野地方気象台は同日午後5時46分、大雨と雷、突風に関する気象情報を、後に大雨警報と洪水警報を出した。松本市危機管理課によると、同気象台から、7日午前にも、被害が大きかった場所を中心に現地調査を行うとの連絡があった。
 突風は梓川に架かる倭橋から北側に延びる通称・広域農道沿いを中心に吹き荒れた。松本市梓川倭の広域農道に面したショッピングセンターでは、100円ショップの入り口付近のガラスが割れ、サッシが折れ曲がるなどの被害があった。北側の専門店街では吹き抜けになった通路の天井が落ちた。ショッピングセンターを管理する女性は「突風で一瞬、天井が持ち上げられたようになって落ちた」と驚き、「けがをした人がいなくてよかった」と話した。
 近くのレストランでは、物置が風に飛ばされ、店舗横の水車が全壊するなどの被害があった。レストランの店主の男性(78)は「とにかくものすごい音だった。気になって外に出てみたら全部飛ばされていた」と驚いた様子で話した。近所の空手道場の窓が突風で割れたほか、住宅の屋根の瓦が飛ばされたりした被害もあったという。近くの神社の倒木もあり「夏祭りを開催できるだろうか」と不安がる声も聞かれた。
 安曇野市三郷温では、午後5時ころに激しい雨風の影響で、市消防団15分団1部の詰め所のトタン屋根が剥がれた。務台了分団長は「5時すぎに市の危機管理課から連絡が入った。当時農作業を中断して自宅にいたが、外は顔が上げられないほど強い雨が降っており、道路にも水が張っていた」と話した。雨がやんだのを見計らい、分団員と地元の工務店で屋根のトタンを撤去し、ブルーシートを敷いて応急処置を行った。室内も雨漏りが激しかったため、家具などを被害の無かった車庫に避難させた。近くの無量山瑠璃光寺でも本堂の塗装工事のために用意していた足場が崩れる被害があった。