地域の話題

塩尻スナバ1年 絆構築に成果 企業支援や市の課題解決 

 塩尻市の地域課題の解決を図るシビックイノベーション拠点・スナバ(大門八番町)が、昨年8月のオープンから1年になる。これまでに事業のアイデア持つ人を支援する取り組みなど69回の催しが開かれ、起業に意欲のある人たちが交流する中で、協力関係が構築されつつある。

 スナバは仕事や交流の共有スペースとなるコワーキング機能と、地域課題の解決や生活の質の向上につながる事業の起業家を支援する機能を併せ持つ。本年度からはアイデアの実証実験を行う機能を加えるべく、準備を進めている。
 コワーキング機能では、施設を利用する登録者が現在31人となった。69回のイベントの参加者は延べ1100人に上った。起業家支援ではスナバ・ビジネスモデル・ブートキャンプを昨年11月から今年3月まで開いた。5人の参加者が子育てサポートや紙漆器リース事業などのアイデアを具体化した。キャンプ終了後、参加者同士が協力した事業展開にもつながっている。ブートキャンプは8月から11月まで第2期が行われる。
 市職員と首都圏の大企業の社員らが協力して市の課題解決策を提案する「ミチカラプラス」事業では、本年度から提案を市の事業とする前に、スナバを拠点に実証実験を行う。募集したスタートアップ企業による実証実験で、提案に磨きをかける計画だ。
 古畑久哉・地方創生推進課長は「スナバに来た人の『これをやってみたい』という何げない会話から、具体化に向けて人と人をつなげる経験を職員が積んできた」と話し、さらなる事業展開を目指している。
 8月2日午後4時から、1周年記念の「スナバフェス」が開かれる。

連載・特集

もっと見る