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園児の散歩道安全確認 松本署管内23カ所で順次

 大津市で今年5月に散歩中の園児が犠牲になった交通事故を受け、県や松本市、松本警察署などは29日、合同で園児の散歩ルートの安全確認・点検を始めた。松本署が6月末までに、管内の保育施設に散歩ルート上で危険な場所がないか聞き取りを行い、危険性が高く重点的に点検が必要な23カ所を選び出して、園児の安全確保を進めることになった。9月末まで順次安全確認・点検を行い、交差点の改良や散歩ルートの変更など、どのような対策が可能かを検討していく。

 初日の点検は松本署交通2課、県松本地域振興局総務管理課、県松本建設事務所、市交通安全・都市交通課などから計7人が参加し、松本市の清水や美須々、山形村の交差点など計8カ所を回った。実際に散歩ルートとして使っている保育施設の職員に話を聞きながら、交通量が多く車との接触などの危険が想定される場所を確認していった。現場を見ていく中で、保育施設の職員からは「歩道と車道の間にポールを設置してもらいたい」「信号機の切り替わりが早く、園児が時間内に渡りきれない。青の時間を長くできないか」といった要望が出されていた。
 大津市で起きた事故を受け、県警は各警察署に、園児の散歩ルートの安全確認・点検を行うよう求めた。松本署は管内の保育園や幼稚園、病院の保育施設など計107施設に聞き取りを行い、危険性がみられると意見があった中から交通量の多さなどを基に選び出した23カ所を「安全確保重点箇所」とした。安曇野署や塩尻署、木曽署、大町署など中信地域の各警察署でも今後順次、行政と合同で安全確認・点検を行い、各機関が散歩ルートの安全性や取り得る対策についての情報を共有できるようにしていく方針だ。
 初日の確認を行った松本署交通2課の土肥照佳課長は「各機関で連携を取り合い、子供の安全を第一によりよい環境を構築していきたい」と話していた。