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チロルの森がホップ栽培 香り豊かなビール醸造へ

自家栽培を始めたホップの成長具合を見る安川副支配人
 塩尻市北小野の信州塩尻農業公園・チロルの森は今季、ビールの原材料となるホップの栽培を園内で始めた。これまでも乾燥ホップを使ってビールを醸造していたが、香りの良さを追求する新たな試みとして企画した。早ければ秋に収穫してビールを試作し、来春以降本格的に園内での提供や出荷販売を目指す。
 昨秋、生のホップを仕入れてビールを醸造、販売してみたところ好評を得たことから、自家栽培に乗り出した。「マウントフット」「クリスタル」の2種類の苗計約20本を県外の会社から仕入れ、使っていないブドウ棚で栽培を始めた。10センチほどだった苗は2メートル前後まで成長し、一部は花をつけている。ビールの原材料としては「高級感のあるふわっとした香り」(安川正雄副支配人)が期待できるといい、試作工程を通して個性のある味わいに仕上げたい考えだ。  完成したビールは園内販売のほか、塩尻駅前観光センターや、同じ企業グループの県外の観光施設などに出荷する。  ホップの製造からビールの醸造までを一貫して手掛ける例は市内では珍しいという。安川副支配人は「自分たちが作ったホップで、お客さんに笑顔になってもらえるおいしいビールを作りたい」と話している。