政治・経済

安曇野の里売店・食堂の管理者変更へ

 安曇野市豊科南穂高の観光交流拠点「安曇野の里」にある売店、食堂の管理者が来年度以降、入れ替わる見通しになった。施設ができた当初から約30年間、地元住民出資の会社・プラザ安曇野(等々力等社長)が管理、運営していたが、客数の減少に伴う経営赤字を受け、市が別の事業者に運営を委託する方向で新たに指定管理者の募集を始めた。

市施設の安曇野の里は、市の第三セクター・豊科開発公社が非公募で指定管理者となり、宿泊施設のビレッジ安曇野などは公社が運営する一方、売店と食堂は公社がプラザ安曇野に業務委託してきた。市農林部によると、指定管理の更新時期を本年度末に控え、公社から「赤字運営の事業まで受けると、株主総会で聞き入れてもらえない」として相談を受けたという。
 売店と食堂だけを切り離して市が指定管理者を募集するのは初めてとなる。申請資格には「法人の場合、直近の貸借対照表で資本の部がマイナス(債務超過)になっていないこと」を挙げており、プラザ安曇野が申請するのは困難とみられる。
 指定管理者の業務は従来と同様、地場産品の売店と地元食材を用いた飲食店となる。指定期間は令和2年4月から3年間。8月30日まで申請を受け付け、指定管理者審査会の評価を経て候補者を選定、市議会12月定例会での議決を経て正式決定する予定だ。26日現在、申請はない。農政課は「施設の設置目的に沿って3年間しっかりと経営する事業者の応募を期待したい」としている。
 プラザ安曇野は、売店と食堂がある施設管理のため地元・重柳地区の住民95人が出資し昭和63年に設立された。