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近代化遺産カードで紹介 県松本地域振興局が作成

 県松本地域振興局は、松本地域の近代化に貢献した産業・教育・土木に関わる建造物を紹介する「近代化遺産カード」と、カードホルダー付きのマップを作成した。カードは全12種類で各遺産や近くの施設で入手することができ、全てのカードをそろえると「プレミアムカード」が手に入る。8月にはモニターツアーも企画しており、担当者は「楽しみながら松本地域の歴史に触れてもらえれば」と願っている。

 近代化遺産は、明治時代以降の建造物で▽扇状地物語(砂防・農業水利遺産)▽蚕糸物語(養蚕・製糸業遺産)▽ワイン物語(ワイン醸造遺産)▽学び舎物語(教育遺産)│の四つのテーマに分けられている。カードの表面には遺産の写真、裏面には遺産の概要があり、カードの取り扱い施設に入館したり、買い物をしたりした人のうち、希望者にカードを渡す。
 マップには各遺産の解説やテーマごとに遺産を巡るモデルコースなどが紹介され、集めたカードを保管するための切り込みが入っている。全12種類を収納してカードの取り扱い施設に持っていくと、プレミアムカードが贈られる。マップはカードの取り扱い施設で入手できる。
 近代化遺産の観光資源化を目指した取り組みで、企画振興課の萩原秀樹課長補佐は「後世に残していくべき施設を知ってもらいたい。経済効果にもつながれば」と話している。8月30日には砂防・農業水利遺産を巡るモニターツアーも行う予定だ。
 カード化された近代化遺産は次の通り。
 ▽砂防・農業水利遺産=牛伏川フランス式階段工(松本市)、芦澤の石積堰堤(麻績村)、中信平農業遺産(松本市)、世界かんがい施設遺産拾ケ堰地下水路(安曇野市)▽養蚕・蚕糸業遺産=稲核風穴(松本市)、安曇野市天蚕センター(安曇野市)、松本市歴史の里(松本市)▽ワイン醸造遺産=桔梗ケ原ワイン(塩尻市)▽教育遺産=旧開智学校校舎(松本市)、旧山辺学校校舎(同)、旧松本高等学校校舎(同)、旧信濃教育会館本館(安曇野市)