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豚コレラ遺伝子検査 塩尻の養豚場異常なし

 県内で野生イノシシの豚コレラ感染が相次いでいる問題で、県は23日、豚コレラに感染した野生イノシシの発見地点から半径10キロ圏内にある県畜産試験場(塩尻市片丘)と民間の養豚場で飼育されている豚の遺伝子検査の結果を公表し、いずれも陰性であったことを発表した。二つの養豚場は防疫体制を強化する「監視対象農場」に指定されており、当面の間、異常な豚がいないか県松本家畜保健衛生所に毎日報告する。

 遺伝子検査は二つの養豚場の一部の豚、計約60頭で調べた。うち県畜産試験場では、飼育されている約300頭のうち、サンプルとなる約30頭を検査し、全頭陰性だった。県松本家畜保健衛生所が22日に立ち入り検査を実施し、食欲減退や結膜炎など豚コレラの特定症状がある豚がいないことを確認していた。
 二つの養豚場は塩尻市上西条の畑で死んだ状態で見つかった野生イノシシの豚コレラ感染が21日に確認されたことを受け、22日に監視対象農場になった。県畜産試験場は発見地点から東に3キロ、民間の養豚場は北西に8キロほどしか離れていない。両養豚場では、防護柵が壊れていないかや、小動物が進入する場所はないかなどを確認しており、野生のイノシシの進入防止策を強化している。
 県は、監視対象農場での防疫体制を強化した「検査プログラム」に基づき、両養豚場に1カ月分の出荷計画の提出を求めるとともに、出荷前日の検査もしていく。

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