教育・子育て

中学の朝練 安曇野市来年度廃止

 安曇野市の中学校の部活動で、朝の始業前に認められている自主練習(朝練)が来年度に廃止される。県教育委員会が2月に改定した指針に沿うもので、練習時間を放課後に集約して活動の充実を図る狙いがある。ただ、市教委は朝の活動だけでなく、長期休業中の部活動の日数や時間などについても県の指針にとらわれない独自の決まりを設ける考えで「生徒や保護者、教員の意見に耳を傾け、実態に即した内容にしたい」としている。

 県教委の「県中学生期のスポーツ活動指針」は、顧問が指導する「朝部活動」と生徒の自主的な「朝練」について、「ウオーミングアップやクーリングダウンの時間が十分に取れない」「朝食から昼食までの間隔が空き過ぎる」といった課題があるとし「原則として行わない」とした。長期休業中の活動については「半分以上の休養日」を設け、一日の時間を「長くとも3時間程度」としている。
 市教委によると、塩尻市や東筑摩郡5村は本年度から朝練を廃止している。
 安曇野市では既に朝部活動は行われておらず、朝練のみを認めている。朝練について市教委は6月の定例会で、本年度は継続して認め、来年度は「3年生の引退と同時に廃止する」との原案を示した。新人大会4週間前で放課後に十分な時間が確保できない場合に「朝部活動を可とする」など、県教委の指針にない規定も盛り込んだ内容だった。
 市教委は6月に教職員から意見聴取をした。朝練の継続を望む声もあったといい、理由には「十分に練習を積んで大会に臨んでもらいたい」「大会は朝からなので日常的に朝練で体を慣らしたい」などが挙がった。朝練の廃止時期を巡っても、3年生の引退時期が部によってまちまちだとして「来年度の2学期からが望ましい」との意見もあった。
 今後は生徒や保護者の意見を聞く機会を設ける。10月ころに成案をまとめ、市の「中学校の部活動方針改訂版」を最終決定する。