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ヤマメのつかみ取りに歓声 朝日の養魚場に体験エリア

ヤマメのつかみ取りを体験する子供たち

 一時は途絶えた朝日村のヤマメ養殖を復活させた御馬越の養魚場・せせらぎ山女魚園に、ヤマメの「つかみ取りエリア」が設けられた。運営に当たる村地域おこし協力隊の山田喜孝さん(61)が、村内外に復活をPRしようと夏休みに客を受け入れる。幼い子供たちに、魚や水に親しんでもらおうという考えもある。

 21日は参加の呼び掛けに応じた村内の子供たちとその家族の計30人が、つかみ取りを体験した。「冷たいね」と話しながら水に入り、いけすに放たれた体長20~22センチのヤマメを歓声を上げて追い掛けた。朝日小学校1年生の上條夏見さんは「捕れてびっくりした。魚はつるつるしていた」と大喜びだった。
 21日から9月1日までの午前9時~午後5時に客を受け入れる。場内にあり、普段は魚を入れていないいけす二つを充てる。一つで同時に10人までを受け入れることができ、1組で40分程度の体験ができる。捕った魚は串打ちや塩焼きの状態で持ち帰れる。料金は10匹で4000円、5匹で2000円。
 いけすは水位の調整ができ、幼い子供が手こずっても、最後には魚を捕まえることができるようにする。期間中ならいつでも、気軽に利用できる。村周辺の人たちだけでなく、近隣にある野俣沢林間キャンプ場や村のコテージに訪れる県内外からの客の利用も見込む。
 山田さんは村内で夏から秋にかけて、地域の納涼祭や公共施設のイベントの会場に出向き、ヤマメの塩焼きを売っている。復活したヤマメ養殖を軌道に乗せようと奮闘しており、「当たり前に水や魚に触れている子供は少ない。村で育ったヤマメに接することを通じて、命をいただくことはどういうことかを感じてもらえれば」と話している。
 つかみ取りエリアの利用の問い合わせは山田さん(電話090・5619・6753、午後8時まで受け付け)へ。