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交通事故から身を守ろう 穂高で高齢者対象の安全教室

横断歩道を安全に渡るための車との距離や歩く速さを確かめる参加者
 安曇野市は20日、同市穂高の穂高自動車学校で、穂高有明地域の65歳以上の高齢者を対象とした交通安全教室を開いた。今年の市内の交通事故死者は3人(19日現在)で、うち2人が道路横断中の高齢者となっている。参加者は、点灯するライトの動きで横断歩道に向かってくる車の速度を体感する装置を使ったり、暗い室内で夜光反射材の効果を確認したりして、交通安全に対する意識を高めた。
 教室には17人が参加した。「横断歩行トレーナー」という装置は、120メートル先から10メートル間隔で置かれたライトが横断歩道に向かって赤く点滅して近づいてくる。設定する車の速度を時速40~80キロに変えながら、安全に渡れる距離を確かめた。  屋内では、安曇野署交通課の唐沢弘幸交通係長が講師を務め、唐沢係長が身に着けた夜光反射材に光を当てて、どの程度目立つのかを体感した。  市内で今年発生した人身事故は19日までに182件で、前年同期より18件減少している。一方、死亡事故は3件で、昨年1年間の発生件数1件を既に上回っている。  毎年3回開く教室の本年度の初回で、参加者には市や安曇野署から夜光反射材が贈られた。市地域づくり課の上原卓也課長補佐は「今年の死亡事故は夜間に発生している。歩行者などは自分の身を自分で守るために反射材を活用してほしい」と話していた。  参加者の佐藤小百合さん(75)は「年を取ると歩くのが遅くなる。車が見つけてくれるだろうと考えるのは間違いだと思う。参加して良かった」と話していた。