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参院選へ投票に行こう 松本の芳川地区で選挙解説講座

 21日投開票の参議院議員選挙の投票率アップを目指して、松本市芳川地区福祉ひろばは19日、選挙制度や投票の大切さについて学ぶ市民講座を同ひろばで開いた。近年の各選挙で松本市の投票率が低下傾向にある上、今春の市議会議員選挙で芳川地区の投票率が市内35地区のうちワースト2位の低さだったことから、市明るい選挙推進協議会の会長を務める柏澤由紀一・芳川公民館長が企画した。「松本は普通選挙運動発祥の地」として、誇りを持って投票しようと呼び掛けた。

 ひろばの喫茶事業「井戸端サロン」の一環で行われ、60~80代の住民約20人が参加した。選挙区や比例代表などの仕組みについて学んだ。
 過去最低の投票率となった近年の各種選挙の状況が示された。柏澤館長によると、今年4月の県議会議員選挙の投票率は、松本市全体が42・85%、芳川地区が38・18%で、市議会議員選挙の投票率は松本市全体が43・73%、芳川地区が35・87%だった。芳川地区の投票率が低い要因として、市内で2番目に人口が多い地区で、若者が多い(高齢化率約22%)ことが考えられるという。
 最前列で話を聞いた矢沢正子さん(83)=野溝東1=は「選挙制度や投票率の低さが具体的に分かって勉強になった」と言い、21日に必ず投票に行くとした。既に期日前投票を済ませたという百瀬多恵子さん(83)=村井町南1=は「国や国民を守るためにみんなが投票をしなければいけない。若い人たちの関心を高めることが課題だ」と話していた。
 芳川公民館の和室には書「自治之木立和協」が掲げられている。柏澤館長は参加者たちに、普通選挙法の制定時に当時の内務大臣・若槻礼次郎が書いて当時の芳川村に贈ったものだと説明した。「民主主義の風が吹いている」との意味と解釈できるといい、柏澤館長は「一人でも多くの人が選挙に関心を持って投票してもらいたい」と期待していた。

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