政治・経済

明科・あやめシティー解体へ

 安曇野市明科中川手のJR明科駅前にあるショッピングセンター「あやめシティー」が国道19号の歩道拡幅に伴い、早ければ来年にも解体される見通しになった。今年8月末には中核店の総合衣料・金久などが閉店する。地権者の間では跡地に新たな商業施設を整備することが検討されており、「駅前の顔」は約30年ぶりに様変わりすることになる。

 あやめシティーは屋上駐車場を含む2階建て延べ約4880平方㍍の商業施設で、平成2年にオープンした。食料品、衣料、薬、本など日用品が一通り買いそろえられるとあって地元明科だけでなく、筑北村や生坂村、松本市四賀地区など近隣地域からも買い物客を集めた。
 関係者によると、今年の年初の時点では診療所を含め11店舗があったが、このうち2店舗が4月末までに撤退した。8月末には4店舗が閉店する予定で、金久は閉店セールを実施している。金久と並ぶ中核店のスーパー・デリシア明科店のほか、薬局などは当面営業を続ける。
 あやめシティーの解体時期の見通しは立っていない。地権者の中には跡地に出店したいとの意向を持っている店舗経営者もおり、商業施設の整備に向けて協議している。
 明科駅前の国道19号は国土交通省が拡幅に向けて用地買収を進めている。拡幅をまちづくりに生かすため、市は地域住民とともに「明科駅周辺まちづくり計画」を平成29年2月に策定、駅前広場や周辺道路、公園などの再整備を盛り込んでいる。地権者の一人、金久の鈴木文彦社長は「高齢化が進む中、明科駅前が利便性の高い商業エリアへと生まれ変わるために頑張って取り組みたい」と話している。