政治・経済

マイナンバーカード交付 塩尻市が出張手続き開始

職場内でマイナンバーカードの申請手続きをする商議所職員ら
 塩尻市は17日、職員が市内の企業や団体に出向いて個人番号カード(マイナンバーカード)の交付手続きをする行政サービスを始めた。国民一人一人に12桁の番号を割り振り、個人情報を管理するマイナンバーの導入から3年半がたつ。国はマイナンバーカードの用途拡充を掲げて国民に取得を促しているが、必要性を感じないとの声も根強く市内の所持率は11%にとどまる。市は申請や受け取りの簡便化を図ることで普及を図りたい考えだ。
 初日は市民課の職員が塩尻商工会議所に出向き、関係者からカード発行の申請を受け付けた。申請者は事前に配られた書類に必要事項を記入するなどして提出し、その場でカード用の顔写真を撮影する。手続きは数分で済み3週間~1カ月程度で完成したカードが個人宛てに届くという。  申請した男性職員(55)は「めったに使うものではないが...」としつつ「市役所に出向かず発行できるのであればと作ることにした。手続きは速くて簡単だった」と話していた。  市によれば、国は令和4年度までにほぼ全ての国民にカードを交付し、健康保険証などとしての利用も拡充する方針を打ち出している。これらを受けて各自治体が交付の出張手続きなどに乗り出しているという。企業に限らず老人クラブや地域の集まりなどおおむね5人以上の希望者が確保できれば市内どこにでも出向くといい、市民課は「写真付きの身分証明書にもなる。カードの使途拡大を見越してサービスを利用して」としている。