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上松中生が選挙学ぶ 参院選身近に 初の授業

 21日に投開票が行われる参議院議員選挙に合わせ、上松町の上松中学校で17日に「いっしょに学ぼう!参院選」と題した全校参加の授業があった。各地で若年層の投票率の低さが課題となる中、数年後には選挙権年齢の18歳となる中学生に、関心を持ってもらおうと初めて企画した。

 社会科教諭でもある秋山昇校長が講師となった。参院選県区の選挙公報を使って立候補者の主張の見比べ方を解説し「もし今、投票するとしたら誰を選ぶ?」と投げ掛けた。「なぜ衆議院と参議院があるのか」は自由に周囲と話し合い、下級生が部活動の先輩の席に行って意見を聞くなど、学年を超えて語り合う姿もあった。
 選挙権年齢が18歳に引き下げられたことはほとんどの生徒が知っていて「(18歳になったら)投票に行く」と誓う声が聞かれた。
 2年生の古瀬建太君(13)は「もう少しで投票する年になる」と熱心に授業に臨んでいた。3年生の南山穂乃花さん(14)は「お兄ちゃんが18歳になって選挙に行くと言っていたので、投票ってどうやってやるのかちょうど気になっていた。とても勉強になった」と喜んでいた。
 秋山校長は「投票に行かない若い人も多い。微力でも何とかしたい」と授業を企画した思いを話した。参院選後にも行い、自分が考えた投票先と開票結果とを比べる時間も持ちたいとした。生徒が自ら考え学ぶ新しい取り組み「アクティブ講座」と位置付け、その後も社会や地域の課題を折々に取り上げて継続していくという。