政治・経済

参院選の期日前投票者数 松本市内で前回比14%減

今参院選で初めて開設された松本バスターミナルビルの期日前投票所。松本駅自由通路にあった投票所に比べて利用者が減っている

 今回の参議院議員選挙は、松本市内での期日前投票者数が前回比14%減と、大幅に減っている(16日現在)。今参院選では、これまで松本駅の東西自由通路に設置されていた期日前投票所が、暑さ対策などから松本バスターミナルビル(アルピコプラザ)の2階に移設されており、この投票所での投票者数が3割減になったことが響いている。自由通路より利用者が少なく、場所が分かりづらいことなどが背景にあり、松本市選挙管理委員会は終盤に向け、期日前投票所のPRにも力を入れている。

 松本市選管によると、松本市の16日までの期日前投票者の総数は1万5898人で、3年前の前回選の同日(投開票日5日前)に比べて2619人(14・1%)減っている。市選管がこの期間に設けている期日前投票所4カ所のうち、バスターミナルビルでは4110人が投票したが、前回選の東西自由通路での投票者数と比べて2111人(34・0%)減と大幅に少なくなっている。
 東西自由通路にあった期日前投票所は仕切り板で囲っただけの設備で、昨夏の知事選は室温が38度を超えた。選挙事務に携わる人の健康に配慮して、今回から冷房が効くバスターミナルビルに移設した。
 新しい期日前投票所で投票を済ませた有権者からは「バス利用者にはありがたい」(里山辺の80代女性)、「買い物ついでに訪れた」(松原の60代男性)との声が聞かれた。その一方で「自由通路に間違えて行った。こっちは案内が分かりづらい」(岡田松岡の60代男性)との不満も。市選管にも案内が不親切、との意見が寄せられている。
 バスターミナルビルは民間施設で自由に看板などを設けられず、看板の位置を施設入り口の目立つ場所に変えるなど、ルールに従って案内している。東西自由通路にも期日前投票所の移設を知らせる横断幕や案内板を掲げる。市選管の寺岡稔高事務局長は、選挙事務従事者への健康管理に理解を求めつつ「ぜひとも投票所に足を運んでほしい」と呼び掛けている。
 18日以降は、合併地区の支所など6カ所にも期日前投票所が設けられる。