政治・経済

塩尻で財政講座 福岡市に学ぶ

 塩尻市は13日、市民交流センター・えんぱーくで、福岡市経済観光文化局総務・中小企業部長で元財政調整課長の今村寛さんを講師に迎えた「出張!財政出前講座」を開いた。今村さんは自治体の財政を分かりやすく説明する講座を全国で開き、人気を集めている。県内外の自治体職員や一般参加者約50人が受講し、財政の仕組みへの理解を深めた。

 最初に今村さんが福岡市を例に自治体の財政構造を説明した。その後参加者は5~6人のグループに分かれ、架空の自治体「えふ市」の予算案を作成するシミュレーションゲームに挑戦した。それぞれ「こども局長」「環境・農水局長」などの幹部職員に任命された設定で、既存事業の廃止やお金の借り入れによって必要経費を捻出する方法を話し合った。
 松本市中央2の民間シンクタンク・SCOPから参加した理事長の鷲見真一さん(43)は、今村さんが社会課題への対応など新たな取り組みの経費を捻出する難しさを解説したことに触れ、「新たなことを始めるには今ある事業を削ることとセットで考えなければならない時代になっている、ということが印象的だった」と話していた。
 今村さんの出前講座が県内で開かれたのは初めてとなる。