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塩尻のみどり湖 満水なのに釣り客まばら

ヘラブナが入れ食い状態のみどり湖
 ヘラブナ釣りが6年ぶりに再開した塩尻市金井の農業用ため池・みどり湖が満水となり、魚が入れ食い状態となっている。半日で100匹以上を釣り上げる人もいるが、水位や釣果の情報発信がないため客はまばらで、口コミ頼りの状況が続いている。
 みどり湖は堤体の耐震補強工事が完了し、3月下旬に釣りが再開された。一時は満水になったものの田植えの時期に水位が低下し、7月7日に予定されていた釣り大会も中止となった。ただ、実際には大会直前に水位が急上昇し、6日からは満水状態に戻っていた。  昨年11月に放流された養殖のヘラブナはまだすれていないため、食いつきがよく、現在は餌を入れれば釣れるような状態だ。しかし、管理事務所によると6~11日の間に訪れた釣り客は81人しかいなかった。「水がないという情報が口コミで伝わったまま」だ。  市はみどり湖の耐震改修に合わせ、全長256メートルの釣り桟橋を29年度から3年・3586万円をかけて架け替えている。昨年放流したヘラブナのうち2トン分も市が負担した。しかし、釣りの情報発信は全く行われていないのが現状だ。  ヘラブナ釣りスポットとして知られる松本市の美鈴湖では、ウテナ荘が毎日、釣果をホームページで発信している。12日に上伊那郡から訪れてみどり湖で釣りをしていた男性は「美鈴湖の情報はいつもチェックしている。でもここは実際に来てみないと分からない」と嘆いていた。  現在はホームページがなくても、ツイッターなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)で簡単に発信することはできる。みどり湖ヘラブナ釣り大会の実行委員長を務める百瀬清克さん(69)は「情報発信をして多くの釣り客に来てほしい」と話していた。

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