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高校願書の性別欄廃止へ 県教委来年春の入試から

 県教育委員会は11日、県立高校の入学願書(前期選抜、後期選抜、再募集、追加募集)にある性別欄を、令和2年度入学者選抜(令和2年2~3月に実施する入試)から廃止することを明らかにした。体と心の性が一致しない「トランスジェンダー」など性的少数者に配慮する。全国的にも性別欄の廃止が進んでおり、県教委は教育現場でも性的少数者への配慮が必要だと判断した。

 県庁で開かれた定例教育委員会で説明があった。入学願書は受験をする前に氏名、生年月日、住所などを生徒が記入し、志望校に提出する。性別欄は男女のどちらかに○印をする選択式となっていた。
 大阪府と福岡県が今春の入試からの廃止を決定したことを契機に、県教委も今年1月から廃止を検討していた。生徒が記入するのではなく、中学校が作成する調査書には性別の記入欄があり、必要な情報は高校側に伝える。
 県教委によると、性的少数者への配慮は数年前から取り入れており、職員トイレの使用や更衣室で別の部屋を利用するといった対応をしている。県教委の原山隆一教育長は定例会後の記者会見で「性的少数者に対する配慮を、社会全体としてどのようにしていくべきか、教育現場としても検討する必要がある」と述べた。

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